銀虎

畳の表側の部分を「畳表」と呼びますが、畳表は産地によって特色が異なります。日本では畳表の原料である「い草」の生産量が減少しており、国内で取り扱われている畳表の多くは、低価格の輸入品（ほぼ中国産）です。近年はおおむね、国産品２割、輸入品８割で推移しています。

国産の畳表を取り扱う銀虎の人気商品は、熊本八代産「い草」の優良品種「ひのみどり」で織られたＪＡ熊本ブランドの最高級畳表「ひのさらさ」と高級畳表「ひのさくら」です。草が細く、色ムラが少なく、とても粘りがあるのが特徴です。細いがゆえにたくさんの「い草」を使用して織られており、丈夫で、とても美しい仕上がりです。また、粘りがあることで、年数が経っても毛羽立つことはなく、きれいな飴色となり、長きにわたり畳の良さを感じることができます。

品質の差は新品の時にはわかりづらいかもしれませんが、年数が経過するごとに、畳の色や表面の状態などに顕著に表れてきます。長く使うものだからこそ、産地にも目を向け、品質の良い畳表をお選びください。

• 最高級品～高級品の
  日焼け(例)

  

  

  

• 低価格品の日焼け(例)

  

  

  

畳は日光の影響や時間の経過により色が変化していきますが、銀虎がお薦めする「ひのさらさ（肥後の輝）」や、「ひのさくら（火の国彩美）」は、低価格品のように黒い筋が目立つことは決してなく、きれいな飴色となります。

畳表は原料の「い草」だけではなく、「織り手」によっても大きく品質が変わります。これは、織り手の技術の差によるもので、例えば高級品の「ひのさくら」でも、最高級品である「ひのさらさ」に引けを取らないほど高品質なものもあれば、逆に、ランクの下がる「ひのさやか」に近い品質のものも存在します。

銀虎は、毎年熊本県で行われている「い業大会・い製品部門」において受賞歴があり高い技術をもつ生産者が織った熊本八代の高品質な畳表を厳選し、現地の商社と連携することでコストパフォーマンスの高い畳表を仕入れています。熊本県産の畳表には、産地偽装防止などを目的に、再挿入のできないＱＲコード付きタグが生産者により差し込まれています。銀虎では産地の証明のため、このタグが付いた状態のまま、農協からの出荷時に発行される「認定証」や、生産者の情報がわかる「出荷証明書」と共に、お客様へご提供しています。

また、年に数回ほど産地へと足を運び、「い草」の刈り取り作業のお手伝いや、い草の選別から畳表を織るまでの工程の見学をしています。生産者の方と関係性を築き、取り扱う畳表に対する理解が増すことで、自信をもってお客様にお薦めすることができています。

現在、銀虎で取り扱っている畳表の多くを占めている上本さんの畳表は、生産工程が細かくわけられ、とても丁寧につくられており、品質が常に安定しています。一枚一枚気を抜くことのない、上本さんのまっすぐで正直な性格そのものが表れています。さらに、より強度のある「い草」を目指し、日々、土壌や有機肥料の改良にも取り組んでいます。

高品質な畳表を使用し、精度の高い加工を行うことで、畳の良さが感じられる和室となります。加工時のミリ単位のズレでも仕上がりに影響がでてしまうため、例えば新畳の場合などで採寸が必要な際には、手作業ではなくレーザー寸取器を用い、その数値を元に工場にて加工を行っています。その後、お部屋に畳を敷き込み、隙間や段差のない和室を仕上げていきます。畳は年数の経過とともに乾燥による縮みも考えられるため、銀虎ではそれらを考慮した丁寧な施工をしています。

当然ながら、担当する職人の技術力や経験値、そしてお客様に対する姿勢によって、お部屋の仕上がりに差が出ます。銀虎では、職人歴が長く、ご家庭の畳はもちろんのこと、旅館やホテルにおいても施工実績のある代表が、打ち合わせからご自宅への畳の敷き込みまですべて担当いたします。安心してご依頼ください。

自由に選べる畳縁 約1000種類

銀虎では、本格的な和室に合う上質な無地縁や、モダンな和室に合う柄縁、子供部屋に合う可愛い柄縁など、約1000種類もの畳縁を取り揃えており、一部の特殊縁を除き追加料金不要でご自由にお選びいただけます。また、ご希望に合わせたご提案も行っております。

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  無地縁の銀虎人気No.1
  ラン（色：ラベンダー）

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  柄縁の銀虎人気No.1
  織部（No8）

全ての縁見本は高田織物株式会社のオンラインカタログよりご覧頂けます。

若い世代に人気の縁なし畳も

い草の縁なし畳はもちろんのこと、伝統色からモダン色まで豊富なラインナップが揃う樹脂製や和紙製の縁なし畳も取り扱っております。

種類や価格等の詳細はお問い合わせください。