平成27年にい草の植え付けが行われ、平成28年8月以降に流通が始まっている「涼風」
平成8年から17年の歳月をかけて開発された新品種です。
◆◆◆涼風の一般的に言われている特徴◆◆◆
・茎の太さが平均1.3㎜(ひのさくらより太い)
・収穫量は2割増し、枯死率もひのみどり(「ひのさくら」の品種名)12%に対し、1%と大きく改善
ひのみどり(「ひのさくら」の品種名)は、高品質の畳表が生産できる半面、苗床で枯れやすい、茎が細く畳表を作るのに時間がかかるなどの弱点があるが、これらを改善した品種が新品種「涼風」
実際に並べてみると…
「涼風」「ひのさくら」どちらかおわかりですか?(写真はわかりにずらいですが、実物は歴然でした)
涼風は見た目も手触りも「ゴワゴワ」が気になりました。
また、涼風・ひのみどり(「ひのさくら」の品種名)同ランクの製品を比較しても、涼風は、筋状の色のばらつきが目立つように感じます(い草の選別の善し悪しで決まり、褪色後の綺麗さに反映します)
あくまで「好み」なのかもしれません…
しかし、私には「細くしなやか故の丈夫さ」であったり、「細いが故にたくさんのい草を使って織るために生まれる畳表の目のつまり」と言った点を併せ持つ「ひのみどり」ならではの上品さがとても好きです。
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