熊本八代のい草の今
~2022年3月16日、今日の作業の様子~

お知らせ

こんばんは。さいたま市見沼区の畳店 銀虎です。

銀虎がおすすめしている熊本八代畳表の生産者 上本さんより、本日の作業の様子をおくっていただいたので、ご紹介します!

本日の田んぼの様子です。

こちらの田んぼは、4番刈り予定のひのみどりだそうです。
気温が高くなり、い草の色も濃くなってきました。これからの季節は、気温上昇とともに、土中にある有機物の分解も進む為、分解の際にでるガスの影響でい草の根っこが痛むこともあります。
こまめな観察と細やかな水管理が必要な季節です。加えて、雑草の発生も早く多くなるので、状態をみながら、防除も行っていきます。
現在のところ、写真で見てもわかるよう、順調に生育しているそうです!!
それから、次の写真は、今年い草栽培をせずに休ませている田んぼの様子です。
ここには、「イタリアン」という牧草を蒔き、それを直接田んぼに混ぜ込む事で、有機物の補給と土壌有用微生物の餌として、また、休ませる事で、土中に酸素も入ります。
今年は2月まで、気温の低い日が続いた事もあり、例年よりイタリアンの生育は遅かったですが、本日、トラクターでのすき込み作業を行ったそうです。
この後は、明日以降、焼酎の絞り汁を散布、代掻きして、しばらく養生する予定なのだそうです。
そしてこちら!何でしょうか。

正解は、「焼酎絞り汁」だそうです。

昨年4月に地元酒造会社さんから引き取ってきて、黒糖を投入して、一年熟成させた絞り汁なのだそうです!
明日から散布をするため、小分け作業を行うそうです。

畳を未来に繋ぐため、日々い草の声を聞き、い草に向き合う上本さん。そんな上本さんの想いがこもった畳表を一人でも多くのお客様にお届けしたいと思っています。

今日も一日ありがとうございました。

 

畳も、人も、

長い付き合いを。

銀虎は、地域に根ざした畳店として、これからも正直な仕事を続けて参ります。

 

※銀虎では、新しい生活様式安心宣言に則り、出来る限りの新型コロナウイルス感染防止対策を実施した上で、お客様のご自宅にお伺いさせていただいております。

 

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熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会(全国い産業連携協議会)より「いぐさ・畳セミナーの動画」をご覧いただけます。

・いぐさの話
(北九州市立大学 国際環境工学部 教授 森田 洋)
・いぐさがもたらすリラクゼーション効果について
(九州大学大学院 農学研究院 清水 邦義)
・畳表品質の見分け方
(熊本県藺製品卸商業協同組合 理事長 松永 賢一)

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