おはようございます。さいたま市見沼区の畳店 銀虎です。
昨年、11月5日から庭園改修のため休館していたさいたま市盆栽美術館が本日3/21(金)リニューアルオープンいたしました。休館中に、展示スペースの畳表替えを施工させていただきましたのでご紹介させていただきます。
施工にあたり、ご担当の方と何度もお打ち合わせを重ねさせていただき、お選びいただいた材料はこちらです。
畳表:熊本八代産 「ひのさらさ」(織り手:上本修久)
畳縁:霊峰富士 黒色 です。
上本さんの畳表は「環境浄化微生物を使った畳表」であり、老若男女誰にとっても優しい畳表です。「畳の良さを知っていただきたい・より良い品質の天然い草の畳表を安心して使っていただきたい」といったお客様への想いが込められています。
また、上本さんは「環境維持、世界中の豊かさ」といった持続可能な自然のための取り組みも積極的な生産者さんです。
生産者さんの想いをしっかり届けるべく、丁寧に仕上げます。そして、納品前には屋久島のくすのき(樟脳)から抽出したカンファーオイルをエアーの力で細かな霧に変えて噴霧する「カンファーオイル加工」を施します。100%天然成分の防虫防カビ対策です。
施工前がこちら。
盆栽美術館の展示スペースの一部に、畳のお部屋が3つ並んでいます。
【左の間】
左側のお部屋は、9尺の床の間があるお部屋です。
【中の間】
真ん中のお部屋は、お茶室です。
【右の間】
右側のお部屋は、紋縁の床の間があるお部屋です。
そして納品後の様子です。
【左の間】
【中の間】
【右の間】
施工後は、仕上がり、畳縁、そして畳表と、大変ご満足いただけました。
この畳の空間には、盆栽が展示されたくさんのお客様がその空間での時間を過ごされます。
時間の経過と共に、畳の品質をより実感いただける、上本さんの「ひのさらさ」
だからこそ、盆栽にとって、最高の脇役となれるものと信じております。
さいたま市が世界に誇る「盆栽」という文化。盆栽美術館に所蔵されている屈指の盆栽コレクションは、盆栽技師の方により、日々その歴史を紡がれています。
どうぞ皆様、さいたま市盆栽美術館を訪れてみてください。その日その日にしか出会うことのできない盆栽の瞬間に出会えると私は思っています。
この度は数ある畳店の中から銀虎をお選びくださりどうもありがとうございます。
今後も、お客様の笑顔を裏切ることなく、ご満足いただける畳表がお届けできるよう、日々精進いたします。
畳も、人も、
長い付き合いを。
銀虎は、地域に根ざした畳店として、これからも正直な仕事を続けて参ります。
銀虎は、2021年度より、さいたま市SDGs認証企業として、さいたま市より認証いただいたさいたま市内唯一の畳店です。持続可能な畳のある暮らし「地域循環型社会」を目指しています。「10年先もなお美しく、そして心地よい畳選び」をお約束します。日本の安心安全な畳の魅力を再び強く感じ、未来の子ども達そして世界中に日本の安心安全な畳を繋いでいくことが、私たちに課せられた大きなミッションです。
※銀虎では、新しい生活様式安心宣言に則り、出来る限りの感染防止対策を実施した上で、お客様のご自宅にお伺いさせていただいております。
※防カビ対策として、屋久島のくすのきから抽出する「カンファーオイル」の噴霧加工を実施しております。詳細はこちらをご覧ください。
上本さんのfacebookはこちらです。よろしければご覧ください!
熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会(全国い産業連
・いぐさの話
(北九州市立大学 国際環境工学部 教授 森田 洋)
・いぐさがもたらすリラクゼーション効果について
(九州大学大学院 農学研究院 清水 邦義)
・畳表品質の見分け方
(熊本県藺製品卸商業協同組合 理事長 松永 賢)