熊本八代のい草の今
~2021年10月9日、苗床の土壌改良&菌体液の仕込み!~

お知らせ

こんにちは。さいたま市見沼区の畳店 銀虎です。

銀虎がおすすめしている熊本八代畳表の生産者 上本さんより、熊本八代の様子をおくっていただいたので、ご紹介します!

先日ご紹介したポット苗の作業が終わり、昨日は田んぼ(苗床)での作業です。

この田んぼ(苗床)は、来年の6月苗を植え付け予定とのことですが、今年は植え付けをせずに休ませているそうです。この写真は、そこに「ソルガム」という植物を植え、それを機械で切り払っている様子です。
この「ソルガム」という植物は、土と混ぜ込む事で地力増進、菌体の餌、有機物の補給、ソルガムの根っこが土の中で伸びる事による土壌の物理性向上等、色々な効果があるのだそうです。
「今年は使用しない苗床なので、せっかく休ませるなら出来るだけ今後の為に良い環境にしたいので」と、上本さん。
「この後は、この苗床にイタリアンという植物を撒き、ソルガムとイタリアンのダブル効果で優秀な土壌を作り上げますよ!!」と、いつもの優しい口調でお話ししてくださいました。

 

そしてこちら。

自家培養発酵菌体液の仕込み作業も行ったそうです。全て口に入れられるものから作られるこの菌体液。上本さんの畳表には、なくてはならない資材です!

今回は、いつもの材料にヤクルトの代わりに豆乳を入れたそうです。


「明日の様子を想像するとワクワクします」と上本さん。

 

上本さんは、どんな時にも、この作業の向こうには「お客様がいらっしゃり、心地よく使っていただきたい・喜んでいただけますように」と想いを馳せていらっしゃいます。上本さんの田んぼのい草たちもきっとそんな想いを受け取って、これから元気に育ってくれることでしょう。

 

今日も一日ありがとうございます。

 

畳も、人も、

長い付き合いを。

銀虎は、地域に根ざした畳店として、これからも正直な仕事を続けて参ります。

 

※銀虎では、新しい生活様式安心宣言に則り、出来る限りの新型コロナウイルス感染防止対策を実施した上で、お客様のご自宅にお伺いさせていただいております。(私も、妻も、新型コロナウイルスワクチン接種(2回)接種済です。接種したからといって気をゆるめることなく、徹底した感染対策の下作業させていただきます)

上本さんのfacebookはこちらです。よろしければご覧ください!

熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会(全国い産業連携協議会)より「いぐさ・畳セミナーの動画」をご覧いただけます。

・いぐさの話
(北九州市立大学 国際環境工学部 教授 森田 洋)
・いぐさがもたらすリラクゼーション効果について
(九州大学大学院 農学研究院 清水 邦義)
・畳表品質の見分け方
(熊本県藺製品卸商業協同組合 理事長 松永 賢一)