熊本八代のい草の今
~2021年4月16日、い草生産者 上本さんの作業の様子です~

お知らせ

こんにちは。さいたま市見沼区の畳店 銀虎です。

銀虎がおすすめしている熊本八代畳表の生産者 上本さんより、昨日の作業の様子をおくっていただいたので、ご紹介します!

木曜日の夕方から、杭木を立てて、杭木打ち込み作業を行ったそうです。

この杭は、後に網をかけるときの支えになります。網をかける理由は、これから収穫までにい草がどんどん長く成長するため、雨や風から守る(支えとなり、折れや倒れを防ぐ)ためです。

杭の打ち方一つとっても、作業方法(手順、間隔、深さなど)が生産者の方によって異なるそうです。

動画は実際に「杭打ち作業」をしているところです。

1年ぶりの杭木打ちは、身体が慣れませんので、背筋痛と手に豆が出来てしまいました。毎年の事ですが、身体が慣れた頃には、杭木打ちも終了になってしまいます。遅刈りのい草の杭木打ちが終わるまでは、筋トレだと思って頑張りますよ!

と上本さん。

しかし、作業中の上本さんの真剣な眼差しは、上本さんが長年のい草との対話の中で見つけたい草にとって最良の方法であり、その杭打ちに込める力には、「しっかり支えてあげるから、安心して大きくなるんだぞ」と語りかけているように感じます。

 

こちらは、先日株分けして、育苗箱に挿した春苗の写真です。

白根をしっかり出し始め、これから菌体を散布して準備した苗床の土をつかまえようとしているそうです!

これからは、大地にしっかり根を張り、元気に育つ事でしょうと、我が子の成長を心待ちにしているような上本さんでした。

 

また、田んぼの外では、より良いい草を育てるために取り組んでいる土壌改良のための新たな有機肥料の準備もすすんでいます。昨年に引き続き、今年も「熊本市内にある酒造会社で焼酎の絞り汁」をわけてもらい、熟成、田んぼへの散布の予定だそうです。

本来なら4月中旬までには引き取り作業を開始したかったそうですが、コロナの影響で、焼酎の販売が少なく、蒸留の数を調整しているため、引き取りは5月になってしまうそうで、およそ1ヶ月遅れだそうです。

本来なら、今年休ませていた田んぼに散布して、代掻き養生をしたかったそうですが、作業工程を変えようと思いますと説明してくださいました。コロナの影響は、様々な形で様々なところにまで影響を及ぼしているのですね。

日々の上本さんの想いがい草に通じるからこそ、誰にも真似出来ない、上本さんならではのしなやかで美しく安心安全な畳表が出来上がるのだと改めて感じています。

今日も一日ありがとうございます。

畳も、人も、

長い付き合いを。

銀虎は、地域に根ざした畳店として、これからも正直な仕事を続けて参ります。

 

※銀虎では、新しい生活様式安心宣言に則り、出来る限りの新型コロナウイルス感染防止対策を実施した上で、お客様のご自宅にお伺いさせていただいております。

 

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熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会(全国い産業連携協議会)より「いぐさ・畳セミナーの動画」をご覧いただけます。

・いぐさの話
(北九州市立大学 国際環境工学部 教授 森田 洋)
・いぐさがもたらすリラクゼーション効果について
(九州大学大学院 農学研究院 清水 邦義)
・畳表品質の見分け方
(熊本県藺製品卸商業協同組合 理事長 松永 賢一)

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